猫の殺処分の現状

べっとかすです。

 

先日、猫共生賃貸住宅を建てたいことを記事に書きました。

猫共生賃貸住宅 - べっとかすのブログ (hatenablog.com)

私は仕事上、猫の殺処分について耳にすることがよくありますが、猫と安心して暮らせる住宅が増えれば少しずつでも猫の殺処分を減らせると思っています。

 

令和2年度は19,705頭の猫が殺処分されました。そのうちの13,030頭、約66%が子猫です。殺処分頭数は実に犬の4,059頭の5倍にもなります。子犬の殺処分頭数の806頭に比べると子猫の殺処分頭数は16.2倍です。子猫の殺処分がいかに多いのかが分かります。

 

保健所に連れていかれる子猫はほとんどが野良猫の赤ちゃんです。野良犬と違って、野良猫は今でも普通に見かけます。野良猫にエサをあげたり、飼い猫を出入り自由にしている人も大勢いますし、まだまだ猫は外で自由に暮らす生き物と考える人が多いのが実情です。

 

その結果、野良猫がいたる所で子どもを生み、困った住民が保健所に連れていくのです。引っ越し先で猫が飼えなくなったと、連れていく人も少なからずいます。

 

私の勝手な考えかもしれませんが、昔と違い現在の猫は人間のパートナーで家の中で一緒に暮らすのが猫にとっても幸せだと思っています。野良猫や外飼いの猫はケガや病気の心配もあるし、車にひかれて死んでしまうことも多いです。

 

猫を室内で飼うことは、猫が苦手な人にとっても、猫が好きな人にとっても、猫にとってもマイナスにならない、一番良い方法だと思っています。

 

今までの習慣や感覚を変えることは難しいと思いますが、猫を飼える住宅が増えて、猫を家の中で飼うことが普通になり、猫が安心して暮らせる世の中になることを望んでいます。